地球という限られた環境の中で、自然と共生して、人が人らしく生きる――。そんな暮らし方が今も未来もできるような社会を目指して、世界中で膨大な数の人々が動き始めています。
競争や対立から共生へ、物質偏重から生命、心重視へ、といった時代の大きな流れに沿って、社会的企業家と呼ばれる人たちもどんどん増えています
地球規模の危機が深刻化する中で、時代は今、大きくシフトしつつあるのです。その先にあるべき社会の姿も、おぼろげに見え始めています。世界各地に、新しい価値観に基づく社会のモデルとなる「エコビレッジ」が続々誕生しています。日本でも、そうした流れはここ数年、強まっています。
お金が一番の尺度になっていた社会から、人々の幸福を尺度にする社会へ――そうした変化をより多くの人たちが本当に望むようになった時、変化はさらに加速するでしょう。
そして、地球温暖化防止、生物多様性の保全、循環型社会の構築といった様々な課題を解決するための政策、技術、ノウハウなどを共有することで、世界は持続可能な社会への歩みを速めることができるのです。